呪 い サ イ ト
「ほいっ!」
「・・・へ!?」
高井は重いウチを、ひょいっと軽々とお姫様抱っこをした。抵抗もできずに、ウチはされるがままだ。
「怖かったろ? もう大丈夫だからな」
高井の笑顔に安心させられ、思わず涙が流れてきてしまう……。
「高井……っ!!」
ウチは高井の首に腕を絡ませ、思い切り抱きついた。
―――もうやばい! ドキドキ最高潮!!
こんな時に何を考えているのかと、少し自分自身に呆れたが何より嬉しかった。
体温が高くなるのと、頬が赤く染まるのが自分自信でもわかる程で、なんだかとても恥ずかしい……。それが高井に気付かれないか、とそういう意味でもドキドキした。
好きな高井にお姫様抱っこをしてもらい、邪魔者と裏切り者は消してくれる、あの呪いサイトは最強ね!!
全身を高井に預けながら、ウチはそんなことを思っていた。
この幸せに比べれば、呪いサイトの怖さなんてどうってことなかった。