呪 い サ イ ト
ドキドキとしながら高井の返事を待っている内に、廊下に出た。
「・・・ん、あぁ……あのことか……」
高井はウチを優しく廊下におろす。腰は抜けたままで、そのまま崩れるところを高井が支えてくれた。
「知ってた……んだ? 恥ずかしいなぁ」
高井は頭を掻く仕草をしてから、目がキッと鋭くなった。
「実は俺さ……あいつに脅されたんだ! 付き合ってくれないと、俺の過去の秘密を全てばらす、って……!」
それを聞いて安心したウチは、ほっと胸を撫で下ろす。
・・・それにしても。高井の過去の秘密とは何だろう……? 気になるなぁ……。あ~んなことや、こ~んなこととか?
自分で想像してみて、ちょっと吹き出す。
「本当はあんなぶりっこと付き合いたくなかったし……!」
それを聞いてまた安心したウチは微笑む。
「そっか……谷村のこと好きじゃなかったのね。よ―――」
”よかった”と言いかけ、慌てて飲み込む。そんなこと言ったら、ウチが高井のことを好きということがばれてしまう。
高井は何か言いかけたか? というような顔をしていたため、ウチはううん、と軽く首を横に降り、笑ってごまかした。