男子敵対復讐令!





昼休み、石村さんが謝罪に来た。


いや、ぶっちゃけ蘭の仕業だから石村さんは悪くないんだけどね。



「じゃあ、いつも通り活動を続けて。」


「え…処罰を下さなくていいんですか…?」


彼女はあたしがカンカンに怒っていると思ってたらしい。


「処罰食らいたいの?」


「いえ…イヤです。」


「じゃあ、結構。」


石村は安堵の笑みで"ありがとうございます"と言って教室を出て行った。


あたしは一段落して息を吐く。



「急に復讐計画に精を出すようになったね。


久保田くんとあれから仲良くやってるの?」



ユキナがニヤニヤ笑いながら聞いてくる。



「あー、うん。いつも通り。」


「え?何それ!?進展してないの!?」


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