先生or生徒?!
「や、やっぱだめだよ!」
「はあ?」


わたしの一変した訴えに、圭は完全に苛立っているみたい。

眉を吊り上げて、外していたメガネをまた片手で戻している。



……でも、嫌なんだもん!

「だから、わたしは圭の仕事の邪魔したくないしっ」


一緒にいたいんだってば!



「……そんなことばっかり言ってっと、まじで襲うよ」
「もっ、ふざけないで!」


こんな状況でも、わたしのスカートの裾から手を忍ばせる圭に激怒。


わたしは怒っているというのに、圭のカオはどうみても笑っている。




「大丈夫、できるよデート。俺に任せろって」


圭は自信に満ち溢れてるみたいだけど……。

『大丈夫』だと言い切れるポイントは、どこにあるのだろう。




「俺、変装するし」
「…ええぇ?!」


へ、変装!!?

めっちゃ単純じゃん!



「どんなっ?」
「それは、当日のお楽しみ」

圭は片目を閉じてウインク。

そんな圭に、どきっとしちゃったけど……!



わたしの初デートは、どうなっちゃうの〜?!





自分の世界に入り込んでいるわたしに、

『日にちは、俺に決めさせてもらうかんな』

という圭の言葉は、届いていなかったけど。
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