先生or生徒?!
「えっ、変装っすか!」
「なになに、長崎先生は変装するの〜〜?」
「……はぁ。」


まずい。
やってしまった……。


まだユリちゃんたちには、圭が変装すること言ってなかった。

このタイミングで言っちゃうとか…。


…馬鹿すぎ、わたし。




「先生ならぁ、なんでも似合うよ〜」


ユリちゃん、その話はもうやめようよーっ!

圭、怒らせると恐いんだから!!



「ほ、ほら! 遊園地見えるよっ」
「ほんとだぁ〜」


わたしはすかさずフォロー。

話はずらせたけど…。
圭の表情は変わらず、怒ったまま。


…せっかくのデートなのにな。




「……着いたぞ」


わたしたち4人は、新しくできたばかりの遊園地にようやくたどり着いた。


圭の表情も車を降りて、少し柔らかくなったみたい。



「佳奈恵、チケット」
「えっ」


ほっとしているわたしの前には遊園地のチケットが二枚。

差し出しているのは、…だれ?

圭くらいにめっちゃイケメンだけど、圭ではない。



「あの、すいません。わたし、連れがいるんでっ」

ナンパはお断りです!


そう言おうとしたとき、目の前のイケメンに腕を捕まれた。




「あほか、俺だ」
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