先生or生徒?!
「なっ、圭なの?!」


声はまんま圭。
カオもよく見ると圭に似てるかも。


けど、髪は茶色だしメガネもしてないし……。

服装もチャラい。



「かあっこいぃ!」
「……心の声が漏れてるぞ」


……ちゅっ。

圭は一言呟いて、唇を重ねた。


それは一瞬でよくわからなかったけど。




「チケットとれよ」

真っ赤なカオをして立ち尽くしていると、圭がチケットをひらつかせて言った。


「いつの間にチケットとって変装したの?」
「さあ?」


さあって……。
魔法でも、使ったんですか。



「えっと、チケットいくら?」


わたしはお金を払おうと、バッグの中を模索する。

金額を聞いたわたしに返ってきたのは、圭の冷たい言葉。



「…ばっかじゃねえの」
「へっ?」


わたしは思わず、バッグに向けていた視線を圭に持ち上げた。

言葉の冷たさとは裏腹に、圭の表情は温かい。




「俺に恥、かかせる気?」


やば、かっこいい!
これが大人の男性ってやつかぁ。


つい、わたしは圭に見とれてしまった。

見た目もかっこよすぎです。




「ありがと」

圭の言葉に甘えて、わたしはチケットを受けとった。



……あれ、このチケット…。

購入日が一週間前なんですけど。


これ、もしかして1WEEKチケットなんじゃない?!
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