先生or生徒?!
「これ、買ったの一週間前じゃないの? なんで…」
「うるさい。忘れた、買った日なんて」


そう言いながらも、圭の頬は赤く染まっていて…。

……照れてる?


というか、一週間前に買ったってことは、わたしが誘った後にすぐ買ったんじゃない?!

なにげに楽しみにしてたのかな、圭も……。




「もう、行くぞ」


茶色の髪を揺らしながら、圭はわたしに手を差し出した。

その手に自分の手を重ねれば、圭の温もりがすぐそばにあって。



見た目は別人だけど、確かに隣にいるのは圭だ。

って、ちゃんとわかった。

わたしの大好きな圭だって…。




「うぅ、やっぱ人多いね」


タクヤさんとチケットを買いに行っていたユリちゃんは、ゲートに並ぶ人の数を見て落ち込んでいた。


ディズ●ーランドとまではいかないけど、人だかりがそこらじゅうにできている。

特に目立つのは、子供連れとカップル。

学生の塊もある。




「入るの、大変そうだね。………って、圭!?」


人の多さに気を取られていたわたしは、隣に圭が居ないことに気づいた。

圭を探しながらキョロキョロしていたら…。




「…いたっ! けど、何してるんだ…?」
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