殺人
「え…。消えた…。」
「ネェ…。桜…どうしよう…。」
「え…なにが?」
「アタシいつか静香に殺される…。」
「なんで…。どうして?」
「アタシたち絵美奈と一緒に静香を殺したじゃない…。」
「うん…。」
「それでサァ…。静香アタシたちに復讐するつもりみたい…。」
「え?じゃぁ…絵美奈を殺したのは…。」
「そう…。静香…。アタシ…。いったい…。どんな殺されかたするのかな…。」
「わかんない…。」
静香はこの日の夜、ハルを殺すことを心に決めていました。静香は早く自分を殺したハルが苦しみながら死ぬのをまだかまだかと楽しみにしていました。
その日の夜、ハルが家から姿を消したのです。3時間たっても帰ってこないため、近くの交番にいる警察に捜索してもらいました。すると家から10分のとこにあるアパートの空き部屋に頭が切り離され胴体真っ二つに切られていました。胴体バラバラ殺人…。
するとハルのケータイに1通のメールが届きました。内容は
『やっぱあんたの死ぬ瞬間の顔は綺麗ダネ。さすがモデル志望♪地獄にきたらたっぷりイジメてアゲル☆バイバイ(>∪<★)by静香』
ハルの死体とメールを見てもう何も話せる状況ではありませんでした。
誰だってそうでしょう。死んだはずの人が生きている人を殺すことは…。
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