好きじゃないってば!
アンタなんか好きじゃないから!
「ジャンケンしよ〜♪」
親友の柚羅(ユラ)がニヤニヤしてる。
 ……明らかに不自然。
「な…何??急に。」
「べっつにーー♪♪」
「あ、柚羅。何やってんの??」
「ジャンケン♪」
「はぁ?……高校生にもなってジャンケンで遊ぶの?」
「いーの♪沙耶(サヤ)も入って」         「で、どーしてジャンケンなんか……」
あたしが多分沙耶も気になっていたっあろうことを聞いた。

すると、柚羅が待ってました!と言う顔をした。

「それがね……。勝ったら昨日の宿題写さして♪」
ふーん。 一応納得。

 ……て、あれ??
昨日の宿題……
「あぁぁーーーー!!!!!」あたしはある事を思い出して、大声をあげた。
「何??」
沙耶が顔をしかめる。
「あたしも…宿題忘れてた!」
「てことは…沙耶は??」
「やってるよ。」

ふぅ……

さすが委員長!!

「うーん、じゃー、柚羅と理衣(リイ)でジャンケンね! ……でも、条件付き」
「「何?」」

柚羅とあたしは声をそろえる。」




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