好きじゃないってば!

「バ ツ ゲ ェー ム♪♪」
「「どんな??」」

「あのダサダサ男子藤田にこ く は く♪」

「「……」」
藤田…に…
こ……
「「告白!?」」
ムリムリムリ
「じゃあ、宿題の話はなしね♪」

「うぅ」
やるしかない。

「「ジャンケンポン」」
あたしが出したのは、パー。
柚羅は……
チョキ…。

負けた。
え…
じゃあ、藤田に告白しなきゃいけないの??

「はい、負け〜、告白しなさい♪」

「ム……ムリ〜〜(泣)」
「今すぐ♪♪あ、結果と反応教えてね♪」

「え゛ぇ゛ーーーー?」
「ほら、向こうにいる!」
あたしはとぼとぼ歩く。
♪〜♪〜
あ、メール!!

《コクんなかったら、おごりね〜♪》

おごり〜!?
あたしお金ないよ!

結局、告白しなきゃいけないわけね。

まぁ、藤田は地味だし、バラしはしないだろう。

「藤田…こっち来て」
声が沈む。

「何??」

「え〜と……」
もういっか、ええぃ言っちゃえ!!

「好きです。」
「え…」
まさかまさかの反応!!
顔が真っ赤だ。
少し笑える。



「……ボクモスキデス」
「え??」
聞こえない。

「僕も好きです!!付き合いましょう。」



えーーーーー!?!?

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