鋭く甘い視線の先の獲物


「俺が言わなけりゃ誰が言うんだ?俺はお前の事を思って言ってんだ」


「……余計なお世話よ」


「ほんとにお前は可愛いげねぇ女だな。そんなだから昔の男に………悪ぃ…」


「…………もういい」




信号待ちで停まっている隙に私は車から降りて歩いて行く。


そんなだから男に裏切られ殺されかけたった言いたいの?


あの色男はそんな目で私を見ていたのね…。



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