鋭く甘い視線の先の獲物
あら?
色男がリビングへと入って来ない。
浴室方面からは
シャワーの音が聞こえる。
帰って来て水も飲まず真っ先にシャワー浴びるなんて…珍しい。
暫くすると男は髪を若干濡らしたままバスローブを着て浴室から出て来た。
「おかえりなさい」
「…起きてたのか。今日は疲れたから寝る。明日は休みだ。…話は明日で頼む」
男はそう言い残し自室へと入って行った。
顔色悪い感じがしたけど…どうかしんだろうか。