極妻真子17才、今日も銀ちゃんに溺愛されてます
仁の気持ちにどう答えたら、今の関係を壊さないで済むのか。

このまましにして置くのも不味いけど、今さらそこに触れていいものか悩んでしまう。


私の好きな人は銀ちゃんしかいない。


今日は金曜日で明日は土曜日だから、結香と映画でも行こうかな。


楽しい週末の事を考えながら、放課後仁と結香と校門に向かって歩いていた。


「校門の前に黒いベンツが止まってるよ。誰か待ってるのかな。」


黒いベンツなんて怪しい感じがするけど。


校門を三人で通り抜けた時、ベンツに寄りかかるサングラスをしたオールバックの男いた。


かなり危ない感じがするし、関わりたくない。


下を向いてその場を通ろうとすると、腕を掴まれた。


え、何?


「真子、無視してんじゃねぇよ。」


あ、あなたは誰なんですか?


その場を動けないでいた。


手を離して下さい!


怖いです。


誰か助けて。










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