命の贈り物
『みさちゃん!』
『たかしくん、りょうくん…。』
『みさちゃん!ぼくはすきだよ!みさちゃんのこと。だから、なかないで?』
孝志はそう言った。
『おれ、ずっといっしょにいるから。まいにちみさちゃんにあう。あいにいく。みさちゃんがいなくなっても、まちつづけるから。』
涼は言った。
二人の言葉に、あの時の私はどれだけ救われただろう。
暗い闇の底に落とされた私は二人の手によって引き上げられた。
温かい、大きな手だった。
『かえろう。』
それから三人で手を繋いで帰ったな。