SleepingBeauti
そう、宮崎みずきとあったのは、本当に幼い時だった。

あおいお姉ちゃんが近所の公園で仲良くなった、女の子だった。

「優、みーちゃんと仲良くしてあげてね」そう言って連れてきた女の子。

「今まで、仲良くしてくれてありがとうね」そう言ってみずきの母がぼくの家に挨拶をして、彼女はどこかに引越して行った。

引越すまでは、みーちゃんと姉ちゃんは、とても仲良くて、ぼくが嫉妬するくらいに、べったりだった。

彼女がみーちゃんだったなんて、一度も気付けなかったし、あの時のぼくは、ぼくの悲しみの何がわかる。

姉を死に追いやったぼくの気持ちなどわかるわけがないと、思っていた。

だけど、今なら、わかる。

あの頃より、少し大人になった今なら、わかる。

大好きだった人を亡くした気持ちは、彼女も同じだったのだと。

それでも、あの頃のぼくは彼女を避けるためにひきこもった。

傷口をえぐられたくなくて、彼女から逃げたのだ。
< 105 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop