SleepingBeauti
できる限り、みずきを避けた。

とは、言っても、みずきとの距離はあまりにも近くて、遠ざけることは出来なかった。

配属された班が同じなのだから。

ぼくができたのは、視線を合わせないようにすることだけだった。

みずきの意図がわからない以上、ぼくは関わりたくない。

それでも、謝罪を要求されれば、ぼくは、この場に両手をついてでもあやまるつもりだ。

それで、姉の話しをしなくてすむなら、ぼくは、どんな仕打ちでも、あまんじてうける覚悟があった。

この職場で、姉さんの話しをぼくは、したくない。

あのあわれみに満ちた視線をぼくは二度と、もう二度とうけたくないのだから。
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