SleepingBeauti
こわしてやった。

平然と言い放った河内百合の言葉に背筋が凍る。

「こわしてやったわ、相手に悪態ついて、父の会社に匿名で手紙を書いた。」

「それでどうなったの?」のぞみはきいた。

「壊れたわ、すべて」

「すべて?」

「そう、すべて。父も家庭も、何もかも、壊れてしまった。壊してしまった」そう言う河内百合の目から涙がぽろぽろとおちていた。

「そして、父はわたしに暴力を振るうようになったの、怒りにまかせて」
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