SleepingBeauti
仕事を終え、コンビニに迎えに行く。

今までは、買い物にたち寄っていただけだけど、今日から迎えに行く。

仕事してるのかと、店内を見回すと、のぞみの姿がなかった。

何かやらかしたのかと不安が立ち込める。

「あの、三浦さんは?」ぼくはカウンターに立つ男性に声をかけた。

下から上へと、舐めるようにみると男性は言った「休憩所にいますよ」

嫌な感じの店員だと思った。

「呼んでもらえますか?」

すると店員は奥に行き、のぞみを連れてきた。

「お疲れ様でした」のぞみは男性に一礼して、ぼくの顔を見た。

「帰ろうか」とぼくは言った。

「何も買わないの?」驚いたようにのぞみが言った。

「うん、ファミレスでも行こう」

「うん」と言ったのぞみの顔が笑顔に変わった。

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