SleepingBeauti
ファミレスについてからも、のぞみは話そうとしない。
「なんて言ったの?」とぼくはきく。
「なんの話し?」パンにバターをぬりながらこたえるのぞみ。
「ねえ?」と詰め寄る。
「あまりしつこいと嫌われるよ」
「………」何も言えなくなった。
そんなぼくを気遣い話題を変えるのぞみは言った。
「こんなに朝早くから、ファミレスに来る人がいたんだね」まわりを見回して言った。
「モーニングセットがあるからね」とぼくは言う。
本当はこたえたくない気持ちでは、あったけれど、小さい人間だと思われたくなかった。
それに、のぞみの態度をみれば、本当に悪口ではないような気もするし、人の視線を気にしている自分が自分じゃないような気がした。
人の視線を気にしないようにしてきた自分じゃないような気がした。
「なんて言ったの?」とぼくはきく。
「なんの話し?」パンにバターをぬりながらこたえるのぞみ。
「ねえ?」と詰め寄る。
「あまりしつこいと嫌われるよ」
「………」何も言えなくなった。
そんなぼくを気遣い話題を変えるのぞみは言った。
「こんなに朝早くから、ファミレスに来る人がいたんだね」まわりを見回して言った。
「モーニングセットがあるからね」とぼくは言う。
本当はこたえたくない気持ちでは、あったけれど、小さい人間だと思われたくなかった。
それに、のぞみの態度をみれば、本当に悪口ではないような気もするし、人の視線を気にしている自分が自分じゃないような気がした。
人の視線を気にしないようにしてきた自分じゃないような気がした。