SleepingBeauti
目を覚まし、座りなおした。

「どうして電気つけないの?」ぼくが対面に座るのぞみに尋ねると、のぞみは「じゃーあん」と言い、あるものを取り出した。

白いろうそくとワインだった。

「どう?クリスマスって感じでしょ」そう言いながら、のぞみはろうそくに火をともした。

ワイングラスなど、ぼくの家になく、普通のグラスにワインを注いだ。

火燵の台座にはコンビニで買われたであろう、酒のつまみ、チーズやサラダ、サラミといったものが並べられた。
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