SleepingBeauti
のぞみがぼくを起こした理由は他に目的があった。

「コンビニいかない?」

そう、のぞみはコンビニに行きたいだけで、ぼくがベッドの何処で寝ていようが、たいして関心がなかった。

あまり、プライベートに立ち入らない。

ぼくにとってはありがたいことだった。

だけど、それは、ぼくものぞみのプライベートに立ち入れない。

そういうことでもあった。
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