SleepingBeauti
コンビニまで、車をはしらせた。

車内でこれといった会話もなくたどり着いた。

車内の狭い空間は、一緒に暮らしているにもかかわらず、ぼくに緊張を与えた。

案外、のぞみもそうだったのかも知れない。

真っ直ぐ、一点を見つめ、ぼくのほうを一度もみなかった。

思い過ごしかもしれないが。

コンビニに入ると思わぬ人物に出会った。

雑誌を立ち読みしている、河内百合がそこにいた。
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