SleepingBeauti
河内百合をコンビニまで迎えに行き、そのまま繁華街の中で1番大きな神社にむかった。

夕方七時にもかかわらず、人をが列をつくっていた。

神社までの参道の脇にお祭りのように出店が並んであった。

正直、新鮮だった。

祭にも久しく行っていないし、女の子とこうして歩くのも初めてのことだったからだ。

ぼくの隣にのぞみが歩き、その隣に河内百合が歩いた。

のぞみはいろんな出店をみては目を輝かせては、ぼくの袖を引っ張る。

「ねえ、あれ食べようよ」

「………」

のぞみだけに買うわけにもいかず、河内百合にもきいてみたが、そのつど、河内百合は首を振り、自分の財布からお金を払った。
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