SleepingBeauti
続いて、のぞみはおみくじに目がいき、三人で、購入した。
末吉だった。
後の二人は、揃って大吉と、なんだか、天に見放されたような気分に陥った。
それでも、のぞみは、ぼくのおみくじを見て言った。
「いいな、優」
「どうして?」
「末吉って、ラッキーじゃない。これからどんどんよくなっていくんだから」
それは、後付けてつけた、言い訳だ。
凶をひけば、大吉と真逆のことを言う。
今が凶なだけで、今から運気もあがっていくって。
ある意味、立場が上のものが下を慰める言葉遊びと受けとめることができる。
それでも、のぞみは、本気で信じているのだろう。
表情がとてもにこやかで、屈託なく、言っているのだから。
末吉だった。
後の二人は、揃って大吉と、なんだか、天に見放されたような気分に陥った。
それでも、のぞみは、ぼくのおみくじを見て言った。
「いいな、優」
「どうして?」
「末吉って、ラッキーじゃない。これからどんどんよくなっていくんだから」
それは、後付けてつけた、言い訳だ。
凶をひけば、大吉と真逆のことを言う。
今が凶なだけで、今から運気もあがっていくって。
ある意味、立場が上のものが下を慰める言葉遊びと受けとめることができる。
それでも、のぞみは、本気で信じているのだろう。
表情がとてもにこやかで、屈託なく、言っているのだから。