SleepingBeauti
その後、あちこちと屋台をまわり、河内百合をコンビニに送りとどけたのは深夜3時を過ぎていた。

夜道は危ないから送ると言ったが、大丈夫だからと断られた。

「またね」そう言って河内百合は手を振り、コンビニの横の脇道へと消えて行った。

コンビニで買い物をすまし帰宅したのが4時を過ぎていた。

さすがの、のぞみも疲れたのか、四畳の部屋で寝間着に着替えると、布団に横になった。

「ねえ、優」

「何?」

「河内さんって、優のことが好きなんじゃない?」

「どうして?」

「………なんとなく」そう言うと、のぞみは眠りについた。
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