王子様は生徒会長
たどり着いた先は、高級高層マンション。
50階建てで、屋上が解放されているマンション。という垂れ幕が掛けてあった。
「ねぇ、生徒会長の家、何階?」
エレベータを待ってる間に、ふと思ったことを聞いてみた。
「ん?最上階」
「ふ~ん。そっかぁ・・。って・・・最上階!?」
「あ?最上階で悪かった?」
「いやいや!!生徒会長って、金持ち??」
「まぁ、俗に言えばそうかもな」
す・・すごい!!
この庶民のあたしが高級高層マンションに入るだけでもためらいがあるのに、それの最上階って・・!!
ありえない・・・
ありえないって!!
「妃那?エレベーター着いたぞ?おい!!」
魂が抜けてる私には、生徒会長の言葉も耳には入らない。
「おい!階段で上がらせるぞ!!」
「へ?」
やっと魂が戻り、生徒会長の言葉が聞こえたあたし。
「ちょっ!!ちょっと待ってよ!!」
閉まりかけているドアから生徒会長が手を振る。
え? ちょっと待ってよ!
50階まで階段を使うのは嫌だ!!
閉まりかけているドアに手をかける。
手が挟まれそうで怖い・・
ガッッ
奇妙な音がした。
見ると、生徒会長が足でドアが閉まるのを防いでくれていた。
「乗るんだろ?早くしろよ」
「あ・・うん!」
エレベーターに乗れたあたしは、ホッと胸をなで下ろす。
一時はどうなるかと思った。
「おい」
「ひゃぇっ!?」
「どんだけ驚いてんだよ。着いたぞ」
「え・・?」
まだエレベーターに乗ってから30秒くらいしか経ってないよ??
・・あ。そっか。ここ、高級高層マンションだったな・・。
エレベーターも早いわけだ・・。
1人でこんなことを思いながら、生徒会長の背中について行った。
50階建てで、屋上が解放されているマンション。という垂れ幕が掛けてあった。
「ねぇ、生徒会長の家、何階?」
エレベータを待ってる間に、ふと思ったことを聞いてみた。
「ん?最上階」
「ふ~ん。そっかぁ・・。って・・・最上階!?」
「あ?最上階で悪かった?」
「いやいや!!生徒会長って、金持ち??」
「まぁ、俗に言えばそうかもな」
す・・すごい!!
この庶民のあたしが高級高層マンションに入るだけでもためらいがあるのに、それの最上階って・・!!
ありえない・・・
ありえないって!!
「妃那?エレベーター着いたぞ?おい!!」
魂が抜けてる私には、生徒会長の言葉も耳には入らない。
「おい!階段で上がらせるぞ!!」
「へ?」
やっと魂が戻り、生徒会長の言葉が聞こえたあたし。
「ちょっ!!ちょっと待ってよ!!」
閉まりかけているドアから生徒会長が手を振る。
え? ちょっと待ってよ!
50階まで階段を使うのは嫌だ!!
閉まりかけているドアに手をかける。
手が挟まれそうで怖い・・
ガッッ
奇妙な音がした。
見ると、生徒会長が足でドアが閉まるのを防いでくれていた。
「乗るんだろ?早くしろよ」
「あ・・うん!」
エレベーターに乗れたあたしは、ホッと胸をなで下ろす。
一時はどうなるかと思った。
「おい」
「ひゃぇっ!?」
「どんだけ驚いてんだよ。着いたぞ」
「え・・?」
まだエレベーターに乗ってから30秒くらいしか経ってないよ??
・・あ。そっか。ここ、高級高層マンションだったな・・。
エレベーターも早いわけだ・・。
1人でこんなことを思いながら、生徒会長の背中について行った。