王子様は生徒会長
女子高生に赤面するような事を言われてもものともしない表情で加藤さんと何かを喋っている生徒会長。

後ろ姿もカッコイイですよ・・。
生徒会長。


って!!!
なんてことを思っているんだ?自分は!!

これじゃあ、本当に生徒会長が好きみたいじゃん・・。

そんなこんなでエレベーターは一階に着いた。

「どうぞお乗り下さい」
そう言われて、車のドアがタクシーみたいに自動で開かれる。
車は、なんか白塗りで長い。
なんか高級外車の一種かな?

まぁ、なんにしろ庶民の私には買いたくても手の届かない車なんだろうな・・・。

「なぁ、なんか喋れよ」
「あ、うん」
喋れと言われても・・
庶民な私とお金持ちの生徒会長じゃあ、話が合わないんじゃないかと思ってしまって何を話せばいいか分からないんですけど・・。

「丸原妃那。1996年4月6日生まれ。A型。兄弟は兄の丸原颯太と姉の丸原楓華がおり、末っ子」
私は、この話の途中で自分のプロフィールを言われていることが分かった。

・・・

てか、なんでコイツが私のプロフィール知ってんのよッッ!?
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