★バレンタインの奇跡★


翔クンがあたしにキスをして、あたしの口はふさがれる。

何時もの軽いのじゃなくて、翔クンの舌があたしの口の中に入ってくる。

「っん」

深い深いキスに、あたしの頭は何も考えられなくなって。

気がついたらベッドの上で、あたしの上から翔クンが覆い被さるようにしていた。

キスをする翔クンの頭が、あたしの口から首筋へと落ちていく…。

「ねぇ、待って。ちょ、翔クンっ!?」

彼の手があたしの胸に触れるから、あたしの体が固まる。

どーしよう。

このまま、翔クンになら、全てを任せてもいいかもしれない…

そう思って目を閉じた時、翔クンの動きが止まって、あたしから離れた。

!?

目を開けると、イタズラっぽく笑う彼と目があう。

「なぁんて☆本気にした?」

「なっ!!?」

「え、あれ?もしかして最後までいっちゃった方が良かった?☆」

「はっ!?そんなわけないしっ!/// 翔クンなんてもう知らないっ!」

ぷいっとスネるあたし。

でも少しほっとする。

正直、この年でまだ経験のないあたしには、早すぎた展開っていうか、心の準備が必要だったから。

「やっぱ麻衣佳って可愛いなぁ♪」


「はぁ?」


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