†声優アイドルの男子高校生†【3】
俺はまあさに見せつけるしかないと思った。



かがんで、俺の耳元にいる美奈子の後頭部を押さえる。



これは“俺”じゃない。


これは“俺”じゃない。


これは“俺”じゃない。







美奈子だ。




美奈子のこぼれそうになっている涙を指でぬぐい。



たっぷり。



口を開けて、俺は普段よりいやらしく。


美奈子にキスをした。



混じり合う唇は、どちらのものでもいいくらい。



いつもと同じになる。



“美奈子”と“俺”


たしかに、二人のキスだ。




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