【完】スマイリー☆症候群



「「何?」」


くるりと振り向いた犬塚と宮永は、揃って声を合わせる。


「あのさ」


ゴクリと喉を鳴らし、望月はそっと俺と清水を見る。


「宮永と犬塚に頼みがあるんだけどさ」

「今日のバレンタイン合戦、見に来てくんねぇか?」

「俺からもよろしく頼む」


俺を含めた3つの視線が、彼女達を真っ直ぐに捉える。

少しの沈黙の末、この場に洩れたのは、クスクスとした小さな笑い声だった。

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