笑顔だけじゃ物足りないから






***



「よぉ、祐樹!こっちこっち!!」




俺は秀哉と口喧嘩したあと、秀哉に告げた通り、アルバイト先の先輩幹事のコンパへと向かった。




「すいませんっ、遅れてしまて‥‥」



「んな、ええよええよ。祐樹、イケメン君やし。笑 はよ、店入ろ。もう女子達来てるから☆」



「あ、はい!」



そんなやり取りを小洒落た居酒屋の前でやった後、先輩に肩を組まれながら中へと誘導された。




ホンマのこと言うとコンパなんて今日が初めて。



今までは友達の紹介とかで女の子と付き合ってたもんやから、一気に女の子達に見られるなんてことはあんまない。



にしても、さっきのわざとらしくなかったよな‥‥?






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