【完】不良な君の甘い蜜
「やっぷー、私はね、今のやっぷーも昔のやっぷーも、変わらないと思う。ミツは、姿形じゃなくてやっぷーを好きやて思うし、いいと思う。」



「まーやん…ありがとう!私も信じたい。ミツの気持ち。…けど、ただ、やっぱり怖いな。」



決心はしたけど、すぐに行動には走れない。



心のどこかでミツに嫌われるような気がして、怖じけづく自分がいるんだ。



「やっぷー…そうやんね。そんなすぐに、勇気出らんよね。一回酷いこと言われとるもんね。」



まーやんは親身になって考えてくれてるみたいで、ドリンクバーで作ったミックスジュースをストローで掻き混ぜた。
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