【完】不良な君の甘い蜜
ゲーセンの中でも一番人気の機種の前で、私達は小さな列に並んだ。



「やばっ!流石にプリん時くらい化粧せなん!やっぷーメイク道具貸して!」



まーやんは待ち時間の間に簡単に目だけ化粧を始める。



今の時代、プリ機ってよく出来てるけどさ、やっぱり、すっぴんでプリは厳しいよね。



物凄い勢いで顔を作るまーやんを見ながら、順番待ち。



待っていると、一組のカップルが落書きコーナーから出て来た。



そのカップルに、私は思わず釘付けになってしまった。
< 275 / 302 >

この作品をシェア

pagetop