溺れた愛のシルシ
そして早くも放課後。
今日はりっくんと
一言も話さず。目があっても
アイコンタクトなど全くなし。
あたし...
とんでもないことしちゃったのかな。
「那奈。ここだよ。」
「ここ?」
あたしと里緒ちゃんとやってきたところ。
そこは『カラオケ』のお店。
里緒ちゃんはここで...。
一体何を教えてくれるのだろうか?
と考えてるうちに、
ピカピカとライトが変わり変わりに光っている
カラオケボックスの前に立っていた。
あきらかに。
中に人がいるはずなんだけど…。
「さっ、入ろ。」
「えっ?!ちょ、里緒ちゃんっ」
里緒ちゃんは部屋番号を確認すると、
迷いなしにドアノブを引いた。