溺れた愛のシルシ





ふぁ~……。



「那奈っ!何時だと思ってんのー!?」




バサッ―――――――


あたしはいい気持ちで
布団を上から頭までかぶっていたのに。



お母さんは
何の構いもなしに、無理矢理はぎ取った。



「学校!遅刻しちゃうわよっ」


せっせと掛け布団をたたみながら
お母さんは追い打ちをかけた。




「早く制服着なさい。ほら。」



そういってまだ目をこすって
ベッドに座りこんだままのあたしに、


お母さんはセーラー服を投げつけた。










でも着る気なんてない。








学校。休もうかなぁ。








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