新月の夜
悠太は困惑。そこへ麻友美が。

「あっ、祐貴。何してるの?」
「この人に居場所聞いてたんだ。私を?」

少年は麻友美の手を握り、

「よかったよ。最高。」

麻友美は、

「本当?」
「うん☆」

麻友美を抱き上げる。

「祐貴、高いってば。パンツ見えちゃう。」
「…ごめん。」

悠太はイライラ。
男は悠太の反応を見て、

(…ふ〜ん。やはり姉さんの男だ。)

ニヤリ。

悠太は、

(もしや…仕組まれてる?)

麻友美は、

「あ…ごめん。このコ弟なの。三日月ピアスの本人。」
「姉さん…泣いちゃった。」
「びっくりした?ごめんね。祐貴。」
「いいよ。」

麻友美は、

「そうだ。沙織と美里呼んでくるね。」

悠太に、

「誠治くんと弓削くんを呼んで、みんなでいようよ。弟もお兄さん達いたほうが心強いし。ね、悠太。携帯で呼んでさ。ここならわかるよね。」


麻友美は沙織、美里を探しに行く。
二人になる。彼氏VS弟。いづらい。祐貴は、

「姉さんの男だね。」
「…。」
「姉さんの味はどう?泣かして、セックスして。汚れのない純情な姉さんおいしい?」
「…やはり仕組まれていたのか。」
「うん、姉さんを泣かすくらいなら。弟と知らずにくっついたら、嫉妬すると思って。見事に引っ掛かったね。」

祐貴は悠太の横に座り。

「僕の気付いてる限りだと2回は姉さんとセックスしてるね。」
「…悪ガキだ。姉さんをあなた仕様にして。姉さんはやらしい体になってる。あなたの好きな体に仕立てあげた。」
「…。」
「姉さんを泣かしたの僕は許さないよ。」
「…泣かしたのは事実だ。」

祐貴は、

「姉さんを泣かさないでね。セックスするのは何も言わない。でも簡単に子供作らせない。」
「…大学生だし。惚れた女。避妊くらいはするよ。…前2回はしてなかったけど。」
「何だって!?」
「…もう傷つけたくない。」


麻友美が帰って来る。

「あれ?」
「…そのうち来るだろう。」

沙織が、

「祐貴くん久しぶり!本当お姉さん好きね。」
「お久しぶりです。慕いますよ。ね、姉さん。」

にっこり。

「もうかわいいんだから〜!」

麻友美はメロメロ。
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