【続編】カゴの中身
キレイな涙だな…。



純粋だ…。



「善が俺と同じ名字になりてぇって言うなら、躊躇なく籍に入れるつもりだ」

「うんっ…」

「何年かかってもいいからよく考えろ。でも、俺の息子になったら藤間の跡取り候補って意味だからな?」

「わかっ…た…」

「殴って悪かった。朝飯食うか」

「うん…」



泣き顔の善が顔を洗いに行き、留宇のいない食卓。



鳴りっぱなしの双子のケータイ。



仕事の時間、少し遅らせるか…。



会議もねぇし、今日は比較的ヒマだからな。



「芽衣、由衣」

「なに?」

「お前らにケータイ持たせたのってなんのためだかわかるか?」

「防犯でしょ?」

「ネットはしねぇ約束だ」

「ネットはしてない」

「じゃあメールもナシな?」

「ムリ!!友達が送ってくるもん!!」



周りでケータイを持ってる友達が多いらしい。



恐ろしい世の中になったもんだ。



「話したいことがあるなら、学校で喋り尽くして来い」

「わかった…」



わかったって言ったな?



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