【続編】カゴの中身
まだまだガキなのに。



ケータイなんか持たせんじゃなかった…。



でもとにかく心配なんだよ…。



特に非力なお前らが…。



「雷さん…」

「ハァ~…。嫌われた…」

「ありがとう、嫌われ役やってくれて」

「これでまともになるなら構わねぇよ…。アイツら、超ガキのくせに…」

「女の子って男と違うね~…。善がね、すれ違いざまに謝ってきたの。嬉しくて泣いちゃった」



そうか…。



よかった…。



頑張ってる留宇だけは裏切らないでほしいから…。



「お前はまともに育てよ~?」

「ダァ~」

「美衣がいなくて寂しかったんだからな…」



小さな美衣はどう育つ?



女はやっぱり難しい…。



「雷さん」

「ん?」

「お疲れさまでした」

「留宇の有り難みが痛いほどわかったから。俺にもいい経験だな」

「大好き。大好き…大好きだよ…。寂しかった…やっぱり家がいちばんいいね…」

「じゃあゆっくり休んで体力の有り余る留宇には頑張ってもらうか」

「エロオヤジ…」



マジ疲れた…。



< 56 / 60 >

この作品をシェア

pagetop