【続編】カゴの中身
そんなこと思ったって、なるようにしかなんねぇからな。



悩むだけムダだ。



「ママが家出して、パパにケータイ折られたの」

「ひどいね、パパ」

「ううん、由衣達が悪かったの。だからパパが怒ったの」

「そっか。偉いね、ふたりとも」

「ねぇ、深見は元気?」

「元気だよ。子育てで忙しそう」



高宮、仕事しろ。



まず、仕事しろ…。



高宮を追い出し、娘達の迎えを留宇に頼んで。



「なにしてんのあんた達!!」

「「ごめんなさ~い」」

「ごめんね、雷さん。病院にいたから電源切ってて。ほら、帰るよ!!」

「パパと帰る」

「ダメ。今日も遅いから」



帰ってった娘達にホッとして。



そろそろ旅行にでも連れてってやるか…。



「あれ?奥さん来てるって聞きましたけど?」

「帰った。用件、それか?」

「そうですね。社長に用ありませんし」

「ヒマそうだな、笹原。仕事やるよ」

「今日も残業とかイヤっ!!」



留宇の人望、恐ろしい…。



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