報復サイト~正義の死(バツ)を~
そう言ってベッドの上で正座をしてぶつぶつと言っている沙織に近づいた。
「うぅ……あぁ……ぁあ…。」
沙織はまだ、唸っている。看護師は沙織の横に立って腕を引っ張った。
「内橋さん。お薬打ちますからね。」
そう言って看護師は沙織の右腕に針を刺した。沙織は予測していたような抵抗はしなかった。
しばらくすると沙織は大人しく鎮静剤が効いて眠りについた。
「ふぅ。」
一息ついてからカーテンを全て開けて病室を出た。
「お兄ちゃん、何を話してたの?」
朝食を食べながら愛未は兄に質問した。
「うん。代理女将に話しがしたくて探してたんだ。」
「ふ~ん。それで、居たの?」
愛未は少し冷めたように言った。兄は首を振る。