報復サイト~正義の死(バツ)を~
「それがさぁ、昨日のお昼から行方不明なんだって…。」
悟は半ば面白がって言った。愛未はそんな兄を睨み付けた。悟は、ひとつ咳ばらいをしてごまかした。
「まぁあれだ、話しはフロントの青年にしか聞けなくなった。」
悟は、落ち込んだ顔をして答えた。
「待って、女将さんが居るじゃない!」
愛未は、怒鳴るように言った。すると、悟がまたもや首を振る。
「なんで!」
「女将は体調が本当に悪いらしくて誰も逢ってないんだそうだ。」
愛未の顔色が変わった。悟は、愛未の考えがわかって頷いた。
「まさか…本当にそう思ってる訳じゃないわよね。」