報復サイト~正義の死(バツ)を~
高く遠く響く声に連れられてそして、黒猫に誘われて暗く淋しい夜道を衣理は走る。
「にゃあぁ。」
黒猫は、途中で鳴いた。
「一体何処に連れて行く気なの?」
衣理は、黒猫に聞いた。黒猫が急に立ち止まって衣理に金色の目を向けた。
「お前は…私を忘れたのかい……。」
黒猫は、流暢な言葉でそう言った。衣理を見つめる目は酷い。
“憎しみ”に支配された目を向けていた。
「誰よ…。私は、知らない。」
衣理は、必死に言い返す。黒猫は、目を背けない。