報復サイト~正義の死(バツ)を~
  

「忘れさせない…。忘れたとは…言わせない…。」


 黒猫は、ドスの効いた声で言った。衣理は、背筋が凍るのが解った。


「やめて…誰なの。誰なのよっ!」


 衣理は、気が狂ったように叫んだ。黒猫は、じっと衣理を見下ろす。


「衣理?何してる?」


 声をかけられて振り向くと帰りがけの父親が立っていた。


「お父さん…。」


 衣理は、ホッと胸を撫で下ろした。


「帰ろう。」


 父親に言われて衣理は頷いた。


「あっ、駅に用事がある。一緒に行こう。」


 衣理は、とにかく一人になりたくなくて頷いくと父親について行った。


「にゃあぁ。」


 黒猫が衣理の背中に鳴いた。


  
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