報復サイト~正義の死(バツ)を~
ジリリリリリン。
「お嬢さんっ、危ないっ!」
声と同時に両腕を掴まれて衣理は、ハッと我に返った。
「お嬢さん、危ないよ。」
言われて周りを見渡すと自分は、ホームに入って来る電車に飛び込もうとしていたところを隣で電車を待っていた男性に両腕を掴まれ止められているところだった。
「えっ…。」
衣理がゆっくりと立ち上がると
「白線を越えたら危ないよ。」
と男性に怒られた。
「すみません。」
衣理は、深く頭を下げてから事務所に向かった。
「すみません。父親がいると思うんですが…。」
事務所に行って声をかけたが父親はそこにはいなかった。