報復サイト~正義の死(バツ)を~
  

 衣理は、しかたなくゆっくりと家路につく。


「ただいま…。」


 衣理が、玄関に入って言った。すると、母親のスリッパの音がした。


「衣理っ!こんなに遅くまで何処に行ってたの!」


 母親は、叫んで衣理を抱きしめた。今夜も、父親は帰っていないようだった。


「ごめんね、ママ。ちょっと、コンビニに行ってただけよ。」


 衣理は言って微笑んだ。すると、母親は衣理の頭を撫でた。


「お風呂に入って寝るね。」


 衣理は、母親ににっこり笑いかけて言った。母親は、頷いた。

 衣理は、部屋に戻って開きっぱなしの窓を閉めた。


「夢…だったの……かしら……。」


  
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