報復サイト~正義の死(バツ)を~
「あぁ…。」
オヤジは、悲鳴のような声を上げた。よろけなからゆっくりとベッドから離れる。
どんどん沙織の胸が緋くワンピースを染め始めた。ベッドさえも染められていく。
オヤジは、だんだん自分のしたことに気がついて言葉を失う。
オヤジは、とうとう発狂してしまう。
血だらけの果物ナイフをベッドに横たわる沙織の脇に投げ捨てて部屋の窓から飛び降りた。
そうしなければ、いけない気がしたのだ。ホテルの下では、大勢の人たちの悲鳴が響いた。
「にゃあぁぁ…。」
遠くで黒猫が、憐れむように・楽しそうに鳴いていた。