あなたを好きということ


この時は、6月の後半で
少し暑くなってきた季節だった。




あたしは、いつから思っていたんだろう。
今思えば、山本を忘れた日なんてなかったのに。


どうして、自分にウソをついたのだろう。







あたしの隠していた気持ちの箱に気づいたのも
あたしに協力してくれたのも


あたしにウソをついてると教えてくれたのも



全部、森だったんだ。





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