あなたを好きということ
奇跡的にもその車両には
山本を含めて3人しか乗っていなかった
けれどその3人ともビックリしたのか
ずっとあたしと正輝を見てた
あたしは、やっと我にかえり
正輝に言った
「離れてくれない?」
『許してくれるなら』
「あんなの見て許す人が普通いる?」
『・・・』
「いいから離れて
1番最悪な言葉が聞きたいの?」
その意味が分かったのか
正輝は素直にあたしから離れた
あたしは、正輝の手がのけられた瞬間に
すぐ近くの向かい合った席に座った