あなたを好きということ

しばらく沈黙が続いた


その間にあたしは、頭を整理した


『琴芭・・・ごめん
 あれは・・・ 
 あの人は、他校の同い年の愛美って子なんだ
 愛美は、中学の頃付き合ってて
 高校に上がると同時に別れた
 けど俺と愛美は元々仲が良くって
 別れたのもケンカしたからとかじゃなくって
 高校が別々になるからって理由だった
 で、6月くらいからまた連絡とりだして
 遊ばないかって言われた
 俺は、彼女がいるからって言ったけど・・・
 その場のノリで行った
 1回行ったらもう1回ってことになって・・・
 それから遊ぶようになった
 本当にごめん
 けど俺が好きなのは琴芭だけなんだ
 本当だ!これは本当だから!』




正輝の言葉にウソがないと思いたい。

けど、すっごく傷ついてるあたしがいる


そのあたしは、どうしても正輝が許せない。
そして、今のあたしも許せない


真剣に好きだったからこそ傷ついた
信じてたからこそ
好きだって何回も言ってくれていたからこそ
傷ついた



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