からっぽな街
「ゆん、行こう。」
「はいはーい。」
ぽくの手をひいて、女の子達の後ろを歩いた。
「きらり!ほら!行くよ!」
他の班の男の子達と遊んでいるきらりに向かって大声で叫んだ。テツヤが、私を見て、にこにこと笑う。一瞬、怯んだが、ここではテツヤは他人のように感じた。
「きらりー!」
「おーい。きらりー。」
「きらりー!早くー!」
女の子たちも、一緒に、叫んでくれる。
「あ。ほーい。」
やっと、気が付いたきらりは、遊ぶのを止めて走ってきた。
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